2020渓流を振り返る

シーズンも終わりです。

今年はコロナと大雨の影響で、最も釣行回数が少ないシーズンとなりました。

毎年恒例の遠征、計画を立てたトラウトキャンプ、漁協の大物マス釣り大会、すべて中止になりました。

生活に大きく支障の出た方々にとっては趣味を楽しむなんてことは不謹慎かもしれません。

でも、このコロナ禍の影響でアウトドアブームが起こり間違いなく釣り人口も増えました。

「同じ楽しみを共有できてうれしい」なんて笑顔ですが、偏光グラスの奥は笑っていません。内心「ライバルが増えた。釣れにくくなった。ク○!」と思っているのは内緒です。🙊

ゴミも増えました。

自分も100%糸クズ,ロストルアーを回収しているわけではないので偉そうなことは言えませんが、弁当ゴミや釣具梱包材は嫌な気分になります。

頭を叩かれる(入渓場所から50mも離れず上流に入る)ことも増えました。自分だけの川ではないので、トラブルも起こしたくないし即退渓しますが、揉めている所や車に傷をつけられたなんてことを目の当たりにしました。

「釣り人に悪い人はいない」なんて都市伝説(地方伝説)です。

大好きな釣りですが、人に胸張って「趣味は釣りです。」なんて言えなくなりました。

ゴミは回収すれば済むことだし、人のいる所にいきなり入って来て、釣った魚を根こそぎ持ち帰ろうが絶滅するわけではないし、文句言うつもりはありませんが、事故だけは取り返しがつきません。

事故は絶対回避しなければいけません。

もちろん起こしたくて起きているわけではないのですが、見合った装備と自分の体力に合わせた釣行が必要です。

これは労働災害で有名な「ハインリッヒの法則」ですが、釣りにもあてはまると思います。

自分もヒヤッとすることや、痛いことを経験していますが、そんな時こそ、この法則を思い出して、気を引き締め、無理をしないように、時にはやめることも必要です。

「にわか」なんて言葉がありますが、どんなベテランアングラーでも始めた時は「にわか」であって、経験がものを言うのはどんな趣味でも同じですが、今一度、危険の伴う趣味だと認識してやって行きたいです。

6月からはじめた尺イワナ基金(尺イワナを釣ったら500円家庭に寄付)ですが、釣行が少ない割にはボチボチ貯まりました。この調子で行けば来年のシーズンオフには家族で焼き肉屋に行けるかな?

来年の話をすると嫁が笑います。

もとい、鬼が笑います。👹